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一村一品ワークショップに参加してきました

12月4日、エジプトの計画省と、JICAが主催する一村一品ワークショップに参加してきました。

「バハレイヤの活動について、プレゼンしてみない?」
と所長に声を掛けていただいたのが、約1ヶ月前。
協力隊に来る前に、大分の一村一品の活動に視察していたこともあり、
きっとためになるだろうと思い、
快諾させていただきました。

当日は、配属先から、支局長(もうすぐ定年退職)と、次期支局長にも来てもらった。

それで、JICAの用意したホテルに前泊してもらったんやけど、
田舎のバハレイヤから大都会のカイロに移動してきて大丈夫やろか、と少し心配になったので、電話してみた。

私「元気ですか。ホテルは問題ないですか。」
支局長「今、僕とハイリー君(次期支局長)は同じ部屋にいるよ…。」
私「え?もう一部屋ないんですか?一部屋しか割り当てられてないんですか?」
支局長「○△□×…!(上手く聞き取れず)」

もしかしてこっちのミスで部屋が一部屋しか与えられてないのか…?!
それってめっちゃ失礼やん!
と慌ててJICAに確認すると、ちゃんとホテルで2部屋の鍵を渡されているとのこと。

…ん?と思ってもう一度電話。

私「部屋は2つあるって聞きましたけど?」
支局長「そうだよー。でも一部屋にベッドが二つあるし、部屋も広いし、問題ないよ!
一人一部屋なんて、寂しくて無理だよ!今日はここでハイリー君と一緒に寝るよ!」

ああ、なんというバハレイヤ人。
そうですよね、いつも大家族で一緒に寝ているあなたたちにとって、一人で寝るなんて考えられないことでしたよね…!!
でも、大の大人が!60手前のおっちゃん二人が!
電話しながら爆笑していた私。
妙にほっこりしてしまった。


そして迎えたワークショップ当日。

配属先の二人とは、昨日のホテルの近くで合流。
配属先の二人の姿を朝見て、私はちょっと泣きそうだった。

わざわざ、片道5時間以上もかけて来てくれたこともそうだけど、
何より、この1年弱、バハレイヤで活動してきたこと、これからの展望などを
この二人にプレゼンできる喜びがでかかった。

この1年弱の活動が、なんとなくだけど、形になる気がした。

問題のワークショップはというと、
予定のタイムスケジュールも相当タイトな感じだったけど、
開始時間からすでに遅れていて、
午前が終わるごろにはすでに40分遅れ。
なのにコーヒーブレークはきっちりとり、しかも当初の予定より長引いている…。

こんなんで大丈夫かいな、という不安は的中しました。
私たちのプレゼンのセッションから、急に、
「時間はきっちり守ってください」というアナウンスが流れ、
プレゼン中に「Time finished」というカードが周ってくる始末。

いやいや、私らのプレゼン(15分)を削るより、他に削るとこあるやろー!
こっちはわざわざバハレイヤからカイロに来てるんです!
この15分のプレゼンために片道5時間以上かけて来てるんです!
配属先の支局長、次期支局長もわざわざ来てくれてるんです!
私たちこのプレゼンのために前日は夜中の2時まで練習したんです!

っていう心の叫びを心の中だけで叫びつつ、きっちり最後まで言い切りました!
支局長たちへのメッセージも、ちゃんと伝えることができました!
支局長、次期支局長、ニコニコ聞いてくれてありがとう!!!!

プレゼンの成功というよりも、
これまでの活動のまとめができたこと、
バハレイヤの支局長、次期支局長に私たちの思いを伝えられたことが、
今回参加させていただいてほんとに良かったことだと思います。

そして、私は見逃していません。
次期支局長が、ちゃんと他のプレゼンターの話を資料を見ながら聞いていたことを!
そして支局長は結構な割合で爆睡していたことを!

支局長、次期支局長。老体に鞭打ち、お疲れのところ、本当に来てくれてありがとう!

これから頼みますよー!
一緒に頑張って行きましょうねー!
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マハッル・ザイトゥーン(オリーブ漬け)

任地バハレイヤの名産のひとつに、オリーブがある。
オリーブオイルやオリーブ漬けは年中目にするけど、先月から新たに目にするようになったのが、
生オリーブ。
そう、今がオリーブの旬らしい。

オリーブって、日本ではあんまり食べなかったけど、
ここに来てかなりはまってしまった。
なんてったって、オリーブ漬けがビールにあうんですもの!
オリーブとビールが同時に食卓にならぶと、もうだめです。
どっちかが尽きるまで、飲んで食べてしてしまう。

そんなオリーブが、今、旬です。
野菜スーク(市場)や道端に、袋単位でどどどっとオリーブたちが並んでいます。

こりゃあ作るしかないでしょ!
ということで、活動先のNGOのおばちゃんやお隣のおばちゃんに調査を敢行。
レシピを手に入れ、満を持して作ってみた!

まずオリーブを買います。
キロ売りで、おそらく半キロから買えるんですけど、
ここはバハレイヤ流で、袋買い。
えーい5キロ買ってやりました!

どーん。
オリーブbefore
(大きさの比較対照のために、携帯を置いています)

これをまず、ささっと水洗いして、
1個のオリーブに3~4本切れ込みを入れます。
灰汁が出やすく、味がしみこみやすくなるためです。
二人がかりで全部に切り込みを入れること1時間。
水を張って下準備終わり。

どどーん。
オリーブafter

タッパー一個分を、切り込みを手伝ってくれた同任地の相方の隊員におすそ分け。

そして、ここから毎日水を入れ替えることになります。
だいたい1~2週間ぐらい。
一回目の水をお湯にすると、時間短縮になる、というのを、3日目ぐらいに聞いたので、
3日目ぐらいにお湯をいれ、10日で灰汁抜きが終了。

さて、いよいよ肝心の味付けです。

お隣のマダム・アマルに教えてもらいました。
まず、容器にレモンを絞ります。
たぶん15個ぐらい、300ccぐらい。
とにかく絞ります。
それに塩投入。
えっ!てぐらいの量を入れます。
200gぐらいでしょうか。
それに水を入れて、がーっとかき混ぜ、樽に投入。
溶けきれない塩を水で足してごまかしながら、オリーブが浸るまで入れます。
ここでマダム・アマル、思い出したように
「お酢をいれるとさらにいいわよ」と一言。
急いで200mlのお酢を投入。
最後に絞ったあとのレモンの皮を一緒にいれて、ようやく終了。
味見したところ、うん、いつも食べてる味になってる!

「1日に何回かかき混ぜて、3日目に冷蔵庫に入れるのよ。
4日目か5日目に食べれるようになるわ」とマダム・アマル。

は~足掛け2週間のオリーブ漬けづくり。
食べられるようになるまで、あと約3日です。

ビールを用意して、どきどきしながら待つことにします。


リフレッシュからのスタート

やだなあ、やだなあと思っていたラマダン(断食月)が、終わった。
前回の記事では、あーだこーだと言っていたけど、
振り返ってみればあっという間のラマダンでした。

というのも、ラマダン中、任地にいたのは合わせても10日ぐらい??になったから。

他の20日何をしていたかというと、
ギリシャに行ってました!
カイロで研修受けてました!
紅海のリゾート地ハルガダに行ってました!!

遊びまくってるやんかーい。

という突っ込みは、かるーく流します。

ラマダン中に仕事しようと思ってもどうせ進まないし、と
タカをくくって踏み切った初の任国外旅行となったギリシャをはじめ、
語学の研修のために1週間滞在したカイロ、
イード休み(ラマダン明け休暇)を利用して行ったハルガダも、
どれもどれも日ごろの疲れ、鬱憤を晴らしてくれる、貴重な時間となりました。

正直、ギリシャはエジプトと比べると、ほんとに「ちゃんとした」国だと思ったし、
カイロもハルガダも任地と比べると、モノはなんでもあるし、解放感はあるしで、
あー任地に帰りたくないなあとも思った。

でも、ゆーっくりと仕事から離れて過ごしている間にも、
ところどころで任地のいいところを見つけたり、
活動について頭が整理されたりで、
リフレッシュもできました。

今は、ときどきギリシャやカイロやハルガダの楽しかった日々を思い出しては切なくなるけど、
目の前の活動を頑張ろうと思えます。

そして、ギリシャから帰ってきてすぐ、
同じ任地・配属先に新たに手工芸隊員さんが配属されたので、
これからは二人三脚で頑張れます!

今まで一人であーでもないこーでもないと四苦八苦だったけど、
やっぱりもう一人いると心強い。
生活の面でも、活動の面でも。

赴任してからちょうど半年。
ここからが本格的な活動始動だと、思います。
よし、がんばろ!

郷に入っては郷に従え。

「(堂子教による)人は住んでいる土地の風俗・習慣に従うのが処世の法である」
(広辞苑より)

郷に入っては郷に従え。

最近は毎日この言葉と格闘している気がする。

赴任当初、いや、訓練所時代、いやもっと前の留学時代からこの言葉を意識していて、自文化を異国・異文化の中で押し付けるなんて、なんて傲慢な!と思っていたのだけれど。

夏場での長袖着用。
ビールの空き缶はできるだけ隠して捨てる。
異性と遊ぶな。

最初は頑張って適応しようとしていたのだけれど。

でも暑いし!
ビールだって自由に飲みたい!好きな飲み物はビールだとエジプト人にも言いたい!
この閉ざされた社会で外国人のことを理解していてまともな話ができるのは観光業に従事している男たちなんだ!

という心の叫びがだんだん大きくなっている。

そしてやってきたラマダン(断食月)。

「お前も断食してるか?」
「してない」
「なんで?」
「ムスリマ(イスラーム教徒)じゃないから」
「お前もムスリマになれよ」
「なんでやねん。でも仕事中は水飲んでないよ。でもこれめっちゃしんどいわ。もういや」
「お前もムスリマになればいいんだよ!」
「だからなんでやねん!!」

こんな会話が連日続いている。

そしてカイロから任地までのバス移動の際、
いつもならある休憩時間がスルーされた!
そらバスの中で外国人は私一人やったけども。休憩場所に止まっても誰も飲食せえへんやろうけども。
でも5時間狭いバスでノンストップって!

赴任当初からも、よくあった。
「なんでムスリマにならないんだ?」
「仏教徒だから」
「イスラームはこんなに素敵なのに、なんでムスリマにならないんだ?お前イスラームについて知ってるか。神は私たちの上にいて…」
という全然かみ合わない会話。

別にイスラームが嫌いなわけじゃない。
ムスリムの彼らが嫌いなわけじゃない。
異文化を理解したくないわけじゃない。

でも、彼ら(エジプト人、特にムスリムたち)の外国人・異教徒への理解・寛容性がなさすぎるのではないか、と思ってしまうのである。

自分たちは自分たちの宗教(イスラーム)をこぞって肯定し、賛同を得ようとするのに、
なんで異教徒の宗教は肯定せずに自分たちの宗教に入信させようとするのか。
宗教が生活において大きな部分を占めていることは誰が見ても自明の社会なのに、
なんで異教徒に対してはその宗教を肯定しようとしないのか。

別に私は、仏教徒と言ってはいるものの、特に信仰心もないからいいのだけど、
でもこのエジプトにはコプトが1割もいるやん!
そんな彼らのアイデンティティもやっぱり否定しちゃうわけ?

コプトのアイデンティティは否定しないにしても、
じゃあ外国人でイスラームでもコプトでもない私に対してはそういう尊重する姿勢はなくていいのかって言いたくなる。

郷に入っては郷に従え。

99.9%がムスリムの任地バハレイヤでは、イスラームの慣習に従って生活するべきなのか。
たとえ私が断食をきっちり時間どおりにし、たとえ私が全身黒ずくめになったとしたら、
それは「郷に従う」ことになるのか。
単なる迎合じゃないか。
それでバハレイヤの人たちの私に対する態度がよくなったとしても、
それは本当の私の姿じゃない。
心じゃない。
だってムスリマじゃないから。

たとえそれが異文化理解だといえたとしても、
「相互理解」ではないよな。

断食しない、半そでも着る、男友達とも遊ぶ。
イスラームから外れた生活、考え方、振舞い方。
そんな私を理解してほしいと思うのは、ただの甘えにすぎないのだろうか。

もちろん、こんな私の考えを理解してくれる人もいる。
でもその人の意見を鵜呑みにして、自由に振舞えるかっていうと、そうはできないのが現実。

異文化理解。適応。順応。
むずかしいなあ。

私にできること

最近、技術指導を少しだけ、している。

任地バハレイヤには、私の職種である村落開発普及員と、もう一人、手工芸隊員という隊員がこれまで派遣されてきた。
なので、私の活動の基本方針としては、手工芸の技術指導や新規商品開発は手工芸隊員に、それ以外のマーケティングや販路開拓は私が、というふうに自分の中で線を引いていた。
私は昔から趣味で手芸は少しやっていて、基本的な縫い方とか編み方とかは分かるけれど、専門の職種の隊員がいるのだからと、あえて技術的なことには口を出してこなかった。

でもある日、活動先の女性から、「ラクダの刺繍を教えてほしい」と言われた。
ここの活動先で働いている女性は、現在3名。うち一人だけ、前からラクダの刺繍ができる。他一人は、まだ経験が少ないためにラクダの刺繍の仕方をしらず、もう一人は経験も長く、技術もあるけど、宗教的な理由からラクダの刺繍をしてこなかった。
この二人の女性から、ラクダの刺繍を教えてほしいと言われたのだ。

二人目の女性に、「あなた、ラクダの刺繍は宗教的にだめなんじゃないの?」と聞くと、「モスクに行ってこれがハラーム(イスラームで禁止されていること)かどうか聞いたら、ハラームじゃないって言われたから」と言う。
わざわざモスクに行って(こっちでは女性がモスクに行く姿は見たことがない)、仕事のためにハラームかどうかの確認をした彼女を思うと、こりゃいっちょやってやるか、と封印していた技術指導に足を踏み入れることにしたのだ。

今日もその活動先に行って、3回目ぐらいの指導をした。
こんな簡単なことなのに、と思うようなことも、何回も何回も繰り返し教えている。
そのたんびに、彼女たちは糸を切って、ほどいて、また最初からやり直している。
それがなんだか申し訳なくて、「これキレイに出来てる?」と聞かれても、なかなかキレイじゃないとは言えなくなってきた。
でも彼女たちはそんな私を察したのか、「正直に言って。私たちほどくことに悲しんだりしないから。」と言ってくれた。

今日も終了時間ぎりぎりまで刺繍を繰り返していた彼女たち。
いつもなら正午すぎに帰る私も、彼女たちの頑張りを最後まで見届けようと、今日は思った。
それぐらい、真剣に、一針一針、一生懸命刺していた。

これまでは技術指導を避けてきて、
そしたら私にできることって何?って悩んだりもしたけど、
今日の彼女たちの仕事ぶりを見て、彼女たちのために私も頑張ろうと思えたのは事実。
彼女たちのために、仕事をとってこよう、売り先を増やそう。
そのために、いっぱい動こう。
そう思えた、炎天下の昼下がり。
プロフィール

onooooon

Author:onooooon
青年海外協力隊・平成23年度3次隊・村落開発普及員として、エジプトの砂漠のどまんなか、バハレイヤ・オアシスでのんびりがんばっています。

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